最低の降着制度（怒）

新しい降着制度。以前からは改悪だと主張していたが、
改めて最低の制度だということがはっきりした。

ＡＪＣＣではダノンバラードに乗ったベリーが抜け出す際に思いっきり斜行。
内のトランスワープとゲシュタルトは完全に不利を受けた。



新しい基準だと、不利を受けなかったら先着したとはっきりしなければ入着通り確定。
なるほど、完全に失速したゲシュタルトは当然、トランスワープも最後差を縮めたものの、
不利がなければ勝ってたと「言い切れるか」というと、ノーだろう。

当たり前だ。

不利を受けた側はそもそも競走能力を存分に発揮できていないのだから、
フルに能力を発揮した加害馬との着順を考えても意味がない。

新ルール適用の第一号となった12日の京都10Rマイネルディーン（伊藤工真）の場合、
外から合わせに来た馬を外にふっ飛ばしながらムチ連打。
被害馬側は当然まともに追えるはずがなく、ぱっと見の脚色では加害馬に劣っていた。
しかしそれで、先着の可能性がはっきりしないと言われるのはあんまりだ。

海外のルールがどうか知らないが、馬券売上げ規模も賞金も桁の違う他国に合わせる必要があるのか。
ジョッキーへの罰則を強化するといっていたが、結局伊藤もベリーも6日間の降着。
つまりいままでの降着＋4日のところがたった、2日増えただけ。
AJCCなら300万の騎手賞金と引き換えに2日だよ、2日!!!　やり得もいいところだ。

着順をなるべく尊重するというルールを貫くなら、
せめて加害馬が正しい進路を取る努力していたなら、どの程度のパフォーマンスが出来たかを考慮すべきだろう。
内に刺さるならば立て直す、進路がないなら開くまで待つか、開いているところまで移動する。
Ｆ１でシケインをショートカットしたら駄目なのと同じで、それを無視した馬のパフォーマンス自体が「反則」。
それを忘れたら駄目だろう。

タグ：競馬

コメント 2

　トランスワープの馬券を買いました～。言葉も出ません。あれで降着じゃなかったら何でもありですかね？制度を見直してもらいたいですね。
by thank9 (2013-01-20 22:50) 

thank9さん
心中お察しします。馬券を持っていない私ですらこんなに頭にくるのですから……。残念ながらJRAは誤りを認めない組織なので、制度は変えないでしょう。
by ねーはい (2013-01-21 07:08)